地歌「千鳥の曲」
- Yuko
- 2016年6月5日
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「塩の山 差出の磯にすむ千鳥 君が御代をば 八千代とぞ鳴く」
今回は省略して演奏しましたが、詩吟の会で地歌を歌ってみてこんなにも違うものかと、新鮮に感じました。
地歌の場合、節回しが細く決まり事が多いので慣れるまで大変です。しかも演奏しながら。
母音を長く伸ばしているうちに歌詞がわからなくなってしまいます。情景が浮かんでくるような歌いかたが出来たらいいですね。
千鳥の曲の場合、特に歌いだしの「しぃ~お~の~や~ま~」のたったこれだけの歌詞を何度お稽古したかわかりません。後歌の
「淡路島 通ふ千鳥の鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守」は、百人一首の札にもなっています。
手事の部分は箏二面も好きですが、尺八との合奏も掛け合いが面白くて好きです。